各種比較画像
 [比較写真]

早咲鶯宿をターゲットに撮影して背景のボケを比較。機材はCannon EOS1Dsmk3/Cannon Macro EF100/F2.8 IS USM
撮影方法はAFモード2枚、3枚目以降はMF。同一の梅をターゲットて手持ち撮影。被写体の傾きはずれるので画像修正を行った
2016.01.08岐阜市梅林公園。絞りはF2.8、F16、F8に設定し撮影。ターゲットの花までの距離は同じ。3脚撮影が正確に出来る
最後の2枚は、明るさの異なる背景にて測光を行い、シャッター半押し状態でターゲットを撮影。全ての写真は露出補正は行っていない
画像データの色調・コントラスト等は補正していない。画像サイズは960x640にリサイズし、jpg圧縮率を60%にしています

ISO400、絞り値=F2.8、AFモードにて撮影


EXIF情報抜粋。ShutterSpeedValue - 1/640 seconds、FNumber - 2.80、Foccal length - 100mm
ISOSpeedRatings - 400、Focus mode - One-Shot

ISO400、絞り値=F16、AFモードにて撮影


EXIF情報抜粋。ShutterSpeedValue - 1/15 seconds、FNumber - 16、Foccal length - 100mm
ISOSpeedRatings - 400、Focus mode - One-Shot

ISO400、絞り値=F16、MFモードにて撮影


EXIF情報抜粋。FNumber - 16、ISOSpeedRatings - 400、ShutterSpeedValue - 1/21 seconds
FocalLength - 100 mm、Focus mode - MF

ISO400、絞り値=F8、MFモード、明るい背景で露出ロックし撮影


EXIF情報抜粋。FNumber - 8、ISOSpeedRatings - 400、ShutterSpeedValue - 1/99 seconds
FocalLength - 100 mm、Focus mode - MF

ISO400、絞り値=F8、MFモード、暗い背景で露出ロックし撮影


EXIF情報抜粋。FNumber - 8、ISOSpeedRatings - 400、ShutterSpeedValue - 1/83 seconds
FocalLength - 100 mm、Focus mode - MF

絞りによる背景のボケはこれだけ違う。被写体に接近すればするほど絞り込んでも背景はぼける
露出補正も、スポット測光や中央部重点測光に設定すれば、MF撮影だと好きな露出の中心を選べ
不必要な部分を暗く落とし込んでしまうことも可能で、スッキリした画像が得られる。機種毎の癖もある
また、写真はボケれば良いというものでも無い。ボケにも美しさが必要で、ボケ味の善し悪しは
レンズの性能によるところが大きく、次はCarlZeissの100mmMacroと撮り比べてみます

 [レンズの比較]

「西王母」をターゲットにレンズを比較。Cannon Macro EF100/F2.8 IS USMとMacroPlanner100mm/F2.8
三脚を利用しレンズを交換して撮影した。同じ100mmのレンズだけど画角が違う。Cannonの方が画角が広い
2016.01.09岐阜市梅林公園。絞りはF2.8、4、5.6、8、16で撮影した。ピントは花の中心右側のシベ先端
左がCannon、右がZeissのレンズ(滲み出すようなボケの広がりが綺麗) マクロの倍率は1/2倍程です
小さなサイズの画像で見比べると違いが判り難いですが、元データで見るとボけのザラつきが歴然です
マクロプラナの画像は、全体的に見るとピントが甘く感じますが、主題のポイントはキッチリ合焦しています
マクロプラナは絞値を8以上に絞ればシャープさは増しますが、デジカメに装着すると絞り込み測光なのでファインダが暗くなり辛い
近接撮影なので絞り値によるシャープさは感じられませんが、少し距離を置いた画像は結構カッチリした写真になります

落ち葉の明るい背景の逆光のシーン、ISO400、絞り値=F2.8、MFモード、露出補正+2/3
 

ISO400、絞り値=F4、MFモード、露出補正+2/3
 

ISO400、絞り値=F5.6、MFモード、露出補正+2/3
 

ISO400、絞り値=F8、MFモード、露出補正+2/3
 

ISO400、絞り値=F16、MFモード、露出補正+2/3 マクロプラナは背景の遠景の明るい部分が丸くボケている
 

ISO400、絞り値=F2.8、MFモード、露出補正無し、マクロプラナはピントが点でしか合っていない
順光撮影でレフで下から明るさを起こしています。ピントは花の中心部のシベ先端に合わせている
 

ISO400、絞り値=F4、MFモード、露出補正無し、右1/3程はケヤキが背景、ケヤキの幹のボケ具合が違う
 

ISO400、絞り値=F5.6、MFモード、露出補正無し、Cannonはケヤキが見えてきた
 

ISO400、絞り値=F8、MFモード、露出補正無し
 

ISO400、絞り値=F16、MFモード、露出補正無し、プラナはケヤキの幹が背景色に溶け込んで気にならない
左側の蕾を比べるとボケ具合が異なる。ツァイスは枝がまだボケていてうるさく見えません。もう少しアンダにすれば良いね
 
CarlZeissのMacroPlannerは被写界深度がとても浅い。同じ開放F値のはずなのに異なるのが不思議
過去にも5社の60mm/F2.8のマクロレンズで比較したがマクロプラナはピントが点でしか合わない
背景のボケが絞り値により広がりが大きく感じられ、これがボケを美しく見せいてるようです
絞り込んでも、被写界深度の深さが異なるのがよく判ります。ボケ量の大きさで判断
キャノンレンズは、ピントが来ている感じを全体に与えてくれて良いレンズですが、比較すると・・・
比較対象の相手が悪いのかもしれませんね(笑)
Zeissレンズは、露出等でレリーズに迷ったり・悩んだ難しいシーンでも、レンズ任せで応えてくれ助かります

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